実技試験

KUの音楽学部に入学して学科試験、レポート、コンサートと続き、仕上げはJuryと呼ばれる専攻科目の実技試験です。

Juryの意味は裁判所での審判のことですが、多くの音楽学部で良く使う言葉です。 要するに裁判所4-5人の陪審員によって審査されるように聞かれるからでしょう。

KUの音楽学部は小さかったので同じ楽器の先生は少なかったです。 ですから管打楽器ディヴィジョンから私の専攻楽器である打楽器の教授の他、全ての金管楽器の教授がJudge でした。

小ホールのど真ん中にPercの主任教授を先頭にTp, Hr, Tb, Tubaと座っています。全ての教授が見れるように試験曲のコピー冊子を5人分配って歩くのですが、初めての時は非常に緊張します。

Freshman、Sophomore、Junior、Senior and Graduate student 全て、3種類以上のスタイルの曲を演奏します。  ピアノ科ならバロック、古典、ロマン派又は近現代、打楽器の曲は全て現代曲なのでティンパニ、スネアドラム、鍵盤打楽器、ドラムセットから4曲、スタイルの違う曲を選ぶ事になっています。

ちなみに日本の音楽大学では1年生はバロック、2年生は古典派、3年生はロマン派、4年生は自由曲、卒業試験ですら1曲通して演奏する事はありません。私はアメリカの大学の方が学位を取るのは大変だと思います。

Filed under: 英語/英会話マメ知識 — mega-idea 6:56 PM  Comments (0)

コンサート

KUでは音楽学部は非常に小さく、オーケストラや吹奏楽など単位になる演奏団体も音楽学部以外の生徒も入れなければ編成が保たれないほどでした。

それでも1semester に2回から3回もコンサートは行います。  授業として行うわけですから特別授業などは出来ません。 

ただ Dress rehearsalと呼ばれる前日か当日のリハーサルとコンサートの日は特別授業です。 その日に出席不可の学生は受講できません。 でも学期末最後のコンサートの後の授業は休講となり試験もありません。

著しく欠席が多い生徒以外はだいたい「A」をもらえます。 1つのコンサートには2時間の授業を12-14回くらいで仕上げていきます。 出来ても出来なくてもやってしまいます。 授業ですから。

私が日本の音大にいた時はオーケストラや吹奏楽団は授業も勝手に延長しますし、選抜メンバーの時は有料のコンサートなのだからとコンサートの1週間前から特別リハーサルを毎日2-3時間行っていました。 それでも成績はAでなくBしかもらえませんでした。

ちなみにシンシナティ音楽院では1回のコンサートは7-8回の授業時間で仕上げていきました。 そこはさすがある程度のレベルの音楽院ですよね。 

仕上がるまでやらせるのは日本で、時間内にできるように努力させるのがアメリカの教育でしょうか?

Filed under: 英語/英会話マメ知識 — mega-idea 6:47 PM  Comments (0)

レポート提出

前回、大学のテストの話しをしましたが、アメリカの大学の授業ではレポートも成績に大きく関わるものでした。

どちらかと言えば教授にしてみれば、こちらの方が重要と思っていたようです。下調べをしてそれを消化しきってから書くわけです。

レポートは文献の載せ方まで厳しくチェックされます。 当然それらはAEC の Writing class, English 101,102, 201 等のクラスで一通り習います。  院生はもっと厳しいIntroduction to the Graduate Study (大学院コースの為の一般概論)で文献の学習から使った資料のページ数の載せ方からリファレンスの書き方まで出版物の作り方を習うコースが必修です。

一番最初に履修するロマン派近現代の音楽史ではヴェルディの「リゴレット」を聞いて授業でならったヴェルディのスタイルがどのように反映されているか書く。

古代中世の音楽史では「中世のドラム類」等とテーマを決めて、それについて研究小論文を書くわけです。

もちろんタイプしなければ受け取ってもらえません。 英語の文法などが違っているのも嫌がられ、チュ―ターの校正が求められます。

本当に時間のかかる課題でした。 私は日本では音楽大学の出身ですが、ここまで難易度は高くなかったです。

Filed under: 英語/英会話マメ知識 — mega-idea 6:42 PM  Comments (0)