芸術の秋
Cincinnati 音楽院での生活はあまりにも忙しく、秋は勉強や地下室での練習に追われゆっくり季節を感じる頃はすでにクリスマスでした。
Conservatory of Music(音楽院)ですからコンサートも活発でここでは秋はまさに「芸術の秋」です。
学内にはクラッシックのディビジョンでもOrchestra が3つWind Bandが2つ現代音楽アンサンブル、Chorus が2~3組、Operaなどの他、各種アンサンブル、学生リサイタルなどが毎日のように行われています。
UCではConservatory of Music と呼ばず、College-Conservatory of Musicと言って、アカデミックなディヴィジョンも厳しいので中間試験、期末試験に加え、レポートの提出などで学生は死にもの狂いです。
そのように短期間のリハーサルでコンサートに仕上げていく事でプロの道に近づけるのが目的なのでしょう。
Lawrenceと違い、学内だけでなく町中のアパートから楽器や声楽の練習が聞こえてきます。
それでも週末はCincinnati Symphony のコンサートを聞きに行ったり、近くのバーや映画館で趣味の時間を過ごします。
学生のパーティやバーでの集まりでも舌が肥えているCCMの学生は安いビールなどは飲みません。夕飯をマクドナルドやバーガーキングですます人も少ないです。
Cincinnati Red’s のbaseball gameを見に行く人もまれにいると思います。
プロ意識の強いCCMの学生はMarching Bandなどは音楽団体と思っていないようですし、UCのFootball やBasketball teamはあまり有名でないのでgame(試合)を見に行くのはもっぱら特別なFanくらいでしょう。
日本では「芸術の秋」ですが、Cincinnatiでは年間を通じて音楽活動があるのであまり「芸術の秋」と言う言い方はないです。
私の学友や後輩が入団しているCincinnati Symphony Orchestra も今は有名指揮者とともに日本公演もしています。すばらしいオーケストラですから日本に来た時は聞きに行ってみてください。